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カンボジアのGNPの6割は農業が占めており、工業生産の比重は12%にとどまっています。主要産業はコメ、木材、ゴム、水産物などですが、経済の中で大きなウェートを占めるのはなんといってもコメで、農業生産の約80%を占めています。しかしコメを含む食糧、消費財、燃料などの不足は深刻で、その多くは輸入に依存しているため、91年の輸入は約5300万ドルに達しました。一方、輸出はその半分にも満たない2600万ドル足らずで、貿易赤字は2700万ドルに及んでいます。こうした中で、深刻なインフレが国民の悩みのタネになっています。 92年のインフレ率は年300%を突破するとみられ、91年末に1ドル=350リェルだった為替レートは92年9月には一時、1ドル=2800リェルまで落ち込みました。プノンペンで一家4人の家族を養うには月40ドル程度は必要だとされていますが、プノンペン政権の公務員でも給与は月6?10ドルというケースが多く、厳しい生活を強いられています。